アカデミー賞授賞式が終わりましたね。
作品賞はどの映画が獲るのか気になっていましたが、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」という映画でした。まだ日本未公開なので、予想していた身としてはちょっとつまらない結果になりました…笑
作品賞にノミネートされていた作品で私が観たのは3つ。
- アメリカン・スナイパー
- 6才のボクが、大人になるまで。
6才のボクが~かなと思っていました。アイデアが素晴らしいし、長編を飽きずに観せる魅力がつまっています。そして、受け取る感情が人によって様々。わたしの中では、最高の映画はなにも押し付けない。でも、どうしてか感情を揺さぶるものだと思っています。
6歳のボクが~には「親」、「兄弟」、「自分」、「恋人」、「夢」、「青春」。人生を形作っているありとあらゆるものが映し出されています。そのなかのどれに思いを馳せるかは、人によって全く違うはず。自分がどんな気持ちで観るのかによっても、 また感じることが違いそう。
ふと思い出すと、無性に見返したくなる。とてもいい映画です。
映画について
第64回ベルリン国際映画祭で監督賞にあたる銀熊賞に輝いた、『ビフォア・ミッドナイト』のリチャード・リンクレイター監督によるヒューマンドラマ。6歳 の少年メイソンの成長とその家族の変遷を、主人公や両親を演じた俳優など、同じキャストとともに12年にわたって撮り続けるという斬新な手法で描く。
ストーリー
テキサス州に住む6歳の少年メイソン(エラー・コルトレーン)は、キャリアアップのために大学で学ぶという母(パトリシア・アークエット)に従い、姉サマ ンサ(ローレライ・リンクレイター)と共にヒューストンに転居、そこで多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父(イーサン・ホーク)との再会、母 の再婚、義父の暴力、そして初恋……。周囲の環境の変化に時には耐え、時には柔軟に対応しながら、メイソンは静かに子供時代を卒業していくのだった。やが て母は大学で教鞭をとるようになり、オースティン近郊に移った家族には母の新しい恋人が加わっていた。ミュージシャンの夢をあきらめた父は保険会社に就職 し、再婚してもうひとり子供を持った。12年の時が様々な変化を生み出す中、ビールの味もキスの味も、そして失恋の苦い味も覚えたメイソンはアート写真家 という夢に向かって母親から巣立っていく……。
わたしの知り合い、2回観た人がふたりいます。刺さる人にはとことん刺さる映画、おすすめです。