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明治神宮を囲む原生林には絶滅危惧種が生きている

明治神宮を囲む深い森(杜)って、人口の原生林だって知ってましたか?

100年ほっとかれた森の中には

数人の林学者が100年まえに荒れ地に木を植え、そこに100年人が立ち入らなかった。ようやく調査をしたところ、絶滅危惧種、東京で見つかるのは初の生物、新種、オオタカカワセミ、タヌキなどが見つかったのです。渋谷と原宿の真ん中、車も人も多く行きかって、ビルが立ち並ぶ。そんな場所に深くて古い原生林が存在するなんて、なんか神秘じゃないですか?

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森が作られた経緯

もとは、明治天皇を祀る場所をということで明治神宮ができ、鎮守の森が必要だということで作られたもの。ときの総理大臣大隈重信が、伊勢神宮日光東照宮を真似て「杉林」を作れと言ったものの、林学者はこの土地で杉は育たない、100年以上続く森を作るんだということで、常緑広葉樹であるカシ、シイ、クスノキなどを繁栄させたのです。

もし大隈重信の「杉案」が採用されてたら、いまごろ花粉症の人はとてもじゃないけど春には近づけない場所になっていたかもしれません。あるいは、うまく育たなくてすっかすかの弱弱しい森になっていたかも。

実際に行ってきました

そんな明治神宮がすごいという話を聞いて、土曜日に明治神宮へ行ってきました。原生林が広がってるとはいえ、明治神宮にたどり着くまでにしっかりと砂利道が作ってあります。左右はもちろん木が多い茂っていて、上を見上げれば緑のトンネル。深呼吸をすれば緑のいい香りがして、小さいころに山登りをしたことを思い出しました。暖かい日でしたが、歩いているとひんやり肌寒い。リラックス効果は抜群です。

もう少し森の奥に入れないかなと調べてみると、どうやら有料ゾーンがあるらしい。閉園のぎりぎりに行ったためあきらめましたが、数年前に有名になった井戸はこの有料ゾーンの中にあるみたいですね。次回はアタックします。

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エトセトラも楽しめる

当然、森を歩くだけが明治神宮の魅力ではありません。荘厳な雰囲気を漂わせる明治神宮をお参りをして、おみくじを引いて、運が良ければ結婚式を見ることもできます。明治神宮で式を挙げるって家柄がはんぱではないのでしょうか。親族と参列者が列をなして練り歩いていました。まるでどこかの遊園地のパレードのようにその行進を観光客が取り囲みます。写真も撮り放題。完全なる観光客へのサービス。

とても過ごしやすくていい

原生林に囲まれている割に、明治神宮はとても過ごしやすいです。トイレもきれいで充実してるし、駅近ですし、歩道も整備されている。気軽にふらっと行っても何の問題もありません。ぜひ原宿とか明治神宮前で降りて、寄ってみてはいかがでしょうか。大都会東京の真ん中で意外な発見があるはずです。