小学生って、嘘つきですよね。
なんなんでしょうね。あのぺらぺらとわけも分からない嘘をつくちびっ子たちは。
わたしが小学生のころ、
「昨日首を入れ替える手術をした」
と言う友達がいました。
「嘘でしょ」
と言っても真顔で押し通すので、わたし信じました。
「えっ?痛くないの?」
首の手術跡を確認しても、首はとてもきれいなままでしたけど信じました。小学生は嘘をつく生き物、そして無茶な嘘でも信じてしまう生き物なのです。
そして小学生って、わけの分からないものを宝物のように大切にする生き物でもあります。わたしが小学生のころ、
「これきれいでしょ!」
と言って、なにやら水分量の多いにおい玉(におい玉って通じるのかな?)のような透明の物体を見せてきました。
さわってみると、ぷにょぷにょしていていい感じ。
「これなに?」
と聞いてみると、
「集めてるの。きれいでしょ。」
と得意気な友達。少しだけもらって、母親に見せたら母親がひとこと。
「これトイレの消臭剤よ」
こういうの。どういう経緯でトイレの消臭剤を集めるに至ったのかは分かりませんが、小学生ながらに「この友達はなにやってるんだろう」と思いました。