はるログ

日々の思考を垂れ流します

ズートピアを観るとディズニーがはるか彼方のレベルに到達していることが分かる

映画ログ。

ズートピア観ました。
神がかって面白い。
完璧な脚本に世界最高の技術が合わさって、もう大変なことに。

この時代にこのテーマ

 

ディズニー 映画 ズートピア ポスター 42x30cm Zootopia ジュディ ホップス ニック ワイルド 3Dアニメ [並行輸入品]

偏見や差別にガッツリ切り込んだのがこのズートピア。

「うさぎなんかが警官にはなれない」、「きつねは悪者」、
「肉食動物は草食動物を襲う危険がある」など、
ズートピアがどれだけ楽園と謳われるほどに発展しようと、
種別間のわだかまりはいつまでも誰の心にもあり続けている。

「今取り上げるべき問題を取り上げた」という印象でした。

って説明すると暗く感じますが、全く持ってそんなことはない。
むしろ随所で笑い声が起こるほどに愉快な映画です。

動物の描き方

動物の特徴がめちゃくちゃコミカルに描かれていて、
しかも人間世界のメタファーだったりします。

ナマケモノ最高でした。
公的機関の事務員にナマケモノを持ってくる皮肉。
分かります。
世界共通なんですね。

あと警備員のオオカミにも笑いました。
強いのに遠吠えに連鎖反応する習性があって、
一匹吠え出すと警備になりません。

すべての動物が個性的に書かれていて、
このキャラクターの作り方ひとつとっても
最高の作品ということが分かります。

ジュディが可愛い

ディズニームービーブック ズートピア (ディズニーストーリーブック)

中央のうさぎがジュディです。
このジュディの表情がなんとも豊かで、キュート。
ディズニーの「人以外の表情・仕草を人以上に豊かに描く技術」は
スターウォーズのかわいこちゃん(BB-8)やらなんやらで
十分に分かっていますが、それでもやっぱり驚きます。


映画はここまで進化した

ストーリーが最初から最後まで完璧に整っています。
よく映画で「ストーリーの矛盾」とか「説明なさすぎてわからない」
とかありますが、もうそんなミクロな突っ込みどころは宇宙の彼方に
捨て去っています。

宇多丸師匠も言っています。
「欠点が無いのが欠点だ」と。

その通り。
IQ高すぎて世界が違う感じです。