ここです。シンガポールシーフードリパブリック。
場所は、品川プリンスホテルの真横、ホテルまで歩いて1分です。ネオンが輝く建物は、日本ばなれをしていてちょっと怪しい感じ。わりと入りがたい雰囲気で、ふらっとここに入る人ってあんまりいないんじゃないかなあと思いました。
実際に入ってみると、まず目に付くのは、カニの入った水槽。紐でくくられてはいますが、元気に生きています。
そしてこのカニが、このお店の主役。「マッドクラブ」という日本ではあまり手に入らないカニを色々な調理法で食べさせてくれます。
ノコギリガザミ - Wikipedia
ちなみに、マッドクラブとは日本でいう「ノコギリガザミ」のことらしいです。異様に爪が大きくて、ズワイガニなんかよりもずっと甲羅がかたいちょっと強面のカニでした。
食べ方は、「チリクラブ」「ソルトペッパークラブ」、他にもこのカニだけで何種類ものメニューがありました。わたしたちは、王道の「チリクラブ」を注文。おいしそうな蒸しパンも一緒にお願いします。
この日頼んだメニューは、
シーフードサラダ
大きな海老がたくさんのったサラダです。メニューに3辛マークがあった通り、めちゃくちゃ辛いのですが、紫玉ねぎとかパプリカがマリネにされていて、さっぱりとしたいい味。クラゲが食感のアクセントになっています。
シリアルバタープラウン
海老をシリアルとバターで炒めたもの。運ばれてきた時には、まるで海老がおが屑に埋もれているかのような見た目です。しかし、おいしい。海老の甘みと旨みをガツンと味わうことができます。
期間限定メニューなんですかね?高くて量は少ないけど、お肉の味は抜群です。柔らかいし、ジューシーでした。
ココナッツシュリンプトースト
これはめちゃくちゃおいしかった。トースト(フランスパンかな?)にペーストにした海老をぬって、その上からココナッツをまぶして揚げたもの。おいしすぎるジャンクフードという感じです。もっちもちです。
焼きそば的な
お醤油っぽい香ばしさのある焼きそばでした。しめで頼んだのですが、また食欲が湧いてくるこれまたジャンクなおいしさです。
チリクラブ
主役だけに、最後に「待たせたな」とばかりに運ばれてきます。マッドクラブは、S、M、Lとサイズで注文するようになっていて、わたしたちはMを注文しました。それで確か、5千円後半くらい。けっこう高いです。
すでに解体してあって、食べやすくなっています。ちなみに、甲羅をめくっても味噌はなくて、ちょっとがっかりしました。
しかし、2本の爪はかなり食べごたえありです。繊維質で身がしっかりしていて、風味が濃い。見た目と違わぬ味でした。
さらに、チリもめちゃくちゃおいしい。つけあわせで頼んだ蒸しパン(単体でもおいしかったです)をチリソースに付けて食べるのですが、それだけでは足りずにさらにスプーンですくってすする始末。辛さと甘さが絶妙にマッチしていて、手が止まりませんでした。
これは、ちょっと口に合いません。普通のクレームブリュレではなく、スースーするようなミントっぽい味がしました。上にのっかってるアイスもはじめましてのもので、「アジアンクレームブリュレ」というところでしょうか。
かき氷(メロン)
かき氷に、ココナッツミルク、タピオカ、メロンの果肉がのった贅沢なかき氷。かき氷にココナッツミルクって、最高の組み合わせですね。
かき氷(チョコレート)
これは興味本位で頼んでみたもの。チョコレートだけじゃなくて、あんっぽい味もしたり、ナッツが入っていたりとにぎやかです。しかし、かき氷にはチョコレートではありませんでした。
すいかのフローズンジュース
飲み物なのですが、これは1品として紹介したいメニュー。けっこう甘いのですが、フレッシュでめちゃくちゃおいしかったです。スイカのおいしさを凝縮したジュース、おすすめです。
ということで、頼んだメニューはこれで以上。頼みすぎて(とくにデザートは減らすべきだった…)お腹はパンパンです。お値段は、3人で2万6千円くらい。お酒も飲んだし、カニとかお肉とか高かった割りには、という印象でした。
「感動するくらいおいしい」というよりも、普段食べない料理を味わえたり、お店のアジアンな雰囲気で非日常感を味わったりできるという点でおすすめです。カニとか海老とか手づかみでがつがつ食べるような屋台感があって、個人的にはお気に入りのお店です。