はるログ

日々の思考を垂れ流します

本格インドカレーを銀座で食べてきた

「おいしいカレーが食べたい!」という欲を満たすべく、銀座まで出向いてきました。行ったことのないお店を開拓したくて、食べログでいそいそと調べた結果、銀座の「アーンドラ・ダイニング」に決定、弟を誘って突撃しました。

お店につくと、評価に違わぬ盛況っぷり。店内ではインド人の店員さんがせわしなく働いています。ここでひとつ付け足しておくと、これは味の絶賛ブログにはなりません。あしからず。

お店に入って早速注文したのは、もちろんこちら。

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チキンカリー
シーフードカリー
羊肉カリー
ポリヤル(野菜のあっさり炒め煮)
サンバル(豆と野菜のカリー)
ラッサム(タマリンドと胡椒のスープ)
チャパティ(全粒粉の薄焼きパン)
ピケル
ライス

カレーやらスープやらライスやらがのったプレートは、これでもかとインド感を醸し出しています。メニューには「ベジタリアン」と「ノンベジタリアン」がありますが、わたしたちは当然「ノン」のほう。とはいっても、ゴロゴロとお肉が入っているわけでもないのですが。

ここらへんで味の感想を。正直なところ、わたしの口には合いませんでした。なぜかと言うと、たぶんですが「本格的すぎる」からだと思います。どれか分からないけどめちゃくちゃ辛いカレーがあったり、なじみのないスパイスが使われてたりして、どうにも日本でいう「おいしいカレー」のイメージとは異なります。

弟は「タイ米が無理」と言っていましたが、これに関してはもはや「インドカレーを食べる資格はない」といえます。

ただですね、このお店に行かなきゃよかったかというと、そんなことはありません。インドカレーを体験できたということや、なによりとてもいいお店だったのです。

ライスのおかわりができるのですが、店員さんが陽気で、 どんどんライスをおかわりさせてきます。くれます。カレーが残っている限りは、永遠におかわりさせられるのではないかという不安が出てくるほどに。タイ米嫌いの弟は、日本語のできるインド人に向かって、「ノーノー」「ライスノー」と言い続けていましたが、インド人はおかまいなしに「食べるでしょ?」と言ってこんもりとライスをよそってくれました。

弟はずっと中途半端な英語を使い続けていたが故に、お会計の時にインド人から「彼はなに人なの?」と質問されていたのが面白かったです。

お店の雰囲気はとてもよくて「やばいカレー全部食べれない」と思いつつも、楽しい時間を過ごすことができました。

味に関しては、タイ料理のように好みが分かれるものなのだと思います。ツウからすれば、きっとものすごくおいしい本格インドカレーを食べさせてくれるお店なので、インドカレー好きはぜひ期待して行ってみてください。

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そうだ、食後に頼んだチャイはものすごくおいしかったです。

グザヴィエドランのmommyを観た

グザヴィエドランの「mommy」を観ました。

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グザヴィエドランは1989生まれの26歳。「mommy」を含めてすでに5本の映画を撮っています。どれも評価は高くて、今回の「mommy」では第67回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しました。

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この「mommy」ですが、観たほうがいい、というわけではない。暗くて辛くて重い映画です。だからむやみやたらに人にすすめたくなる映画ではありません。

でも、たった一瞬だけうつされる「愛」とか「希望」が頭に焼き付いて離れなくなります。その刹那の昂揚感たるや!

あとは、登場人物のファッションや、流れる曲(2000年代のヒット曲がガンガン流れます)がとてもいい。わたしはもう一度観たいと思っています。

辛いけど。

断食体験談が面白い

面白かった。なんと8日間も断食を続けたようで、ご本人がTwitterで実況をされています。それによると、7日目まで「食べたい」とか「お腹が減った」という気持ちが起こらなかったとのこと。

本当?

わたしは試してみる勇気も好奇心もなく、どうせお腹が減るだろうとも思っています。

少し前に、お昼ご飯しか食べていなかったことがありました。このときは、わたしも「食べたい」という気が起こらなかったのですが、同時に精神的にどんどん深く暗く落ち込んでいくのも感じていました。心身ともに力が出なかったのです。

この方は、どうやらそんなこともなく一時的にダルさは感じたものの、むしろ体調はいいらしい。食べなくて生きていけたり生活できることは分かるけど、思考力とか感情とか奪われないのかな。

そんな気になるならやってみろと自分でも思いますが、うーん。

夏休みに挑戦してみる?いや、せっかくの休みにおいしいものが食べられないなんて!平日に挑戦してみる?仕事にならないじゃないか。週末だけプチ断食してみる?せっかくの休みにおいしいものが食べられないなんて!

だから痩せずに脂肪をどんどん溜めこんでいくのでしょう。

しかし驚いたのは、断食中は大して体重が減らないということ。食べてないのに。この方によると、むしろ断食後の3ヵ月で15キロほど落ちた経験があるそうです。

他の方のコメントを読むと、

断食後の運動→筋力↑→基礎代謝↑→体重↓

というサイクルで痩せていくようで、断食で余分な脂肪を落としてから運動するとより効果的ということでしょうか。

私は断食はできないので、少しでも歩くようにしたり、うすい食事制限を取り入れようと思います。やせたい。

 

葛飾北斎に興味が湧いてきた

先日葛飾北斎の娘、お栄を描いた映画「百日紅」を観ました。

監督は、「カラフル」「河童のクゥと夏休み」を撮った原恵一さんです。声優さんも豪華で、杏、松重豊濱田岳高良健吾、美保純、麻生久美子など。主題歌は椎名林檎です。

で、とてもいい映画だったなあと思っていたところに、なんとこんな美術館が長野にあるらしいという情報をキャッチ。

その名も「信州小布施 北斎館」!

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信州小布施 北斎館|画狂人葛飾北斎の肉筆画美術館

昭和51年に開館した北斎館は来年11月7日に四十周年を迎えようとしております。

 

当館ではこの記念事業の一環として新館増築計画を一昨年立ち上げました。

 

過去に行った増改築では、葛飾北斎の残した画業をより多くの方にご覧頂けるよう努力して参りましたが、この度の増改築では来館者の皆様に、よりよく展示をご覧頂くためにワンフロアで映像と展示をご覧頂けるようになりました。

 

今回も新館落成を機に、よりいっそう展示を充実するため特別展を企画しております。

 なんと今なら、北斎シャトルバスも走っているようで。素晴らしい。

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北斎館では新館が完成した記念として、6月のおわりまで「北斎とその弟子たち」という企画をやっています。

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ジブリも協力しているみたい。

ぜひ行ってみたいですね。というか、ふらっと小旅行をしたい気分なので、ちょうどいい。前にもふらっと小旅行をしたくて長野に行きました。その時は、草間彌生の展示をやっていたので「松本市美術館」へ行きました。思い出した。草間彌生シャトルバスも走っていました。

長野は意外と近いし、交通費もそんな高くないし、街歩きが楽しいし、名物もあるし(そば)、ふらっと旅行するにはおすすめです。日帰りで十分なところもまたポイント高い。

これは要検討ですね。かなり行ってみたいです。

単位展に行ってきました

単位展に行ってきました。

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ざっくり内容を説明すると、「あらゆる単位の紹介」です。1キロの重さはどれくらいなのかを色々なもので表していたり、マッハの速度が映像としてみれたり、5秒をはかるゲームがあったり、自分を写した映像から解像度がみれたり…!

意外と先端技術を駆使した展示もあってそれに触れることもできます。体験型の展示が多くて、なかなかに充実した時間を過ごしてきました。普段単位なんて興味ないのに!

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これは、単位の提案ですね。「1帯」…可愛くて写メってしまいました。他にもホットケーキに蜜を1周させる「1蜜」とか。ポスターといい、こんなイラストといい、どこか気の抜けた雰囲気があって気楽に楽しめちゃいます。

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これは、過去最高額の紙幣だそう。ハンガリーのお金で、1000000000000000000000ペンゲー(10ペンゲー)です。ただし、印刷までされて発行されず、実際の価値はたった2ドル。いったい何があったかをウィキ先生に聞いてみると、

第一次世界大戦の敗戦国であるオーストリアは、その戦後賠償金をファイナンスするために政府・中央銀行が貨幣を発行し、シニョリッジを利用した事が、ハイパーインフレの引き金を引いた[47]。これによって、オーストリアは月率50%、年率1000%をはるかに上回った[63]オーストリアハイパーインフレは1922年8月に停止した[44]

第一次世界大戦後にオーストリアから独立したハンガリーにも激しいインフレが襲った。独立直後に導入されたハンガリー・コロナ英語版の通貨価値は激しく下落し、1925年のペンゲー導入まで続いた。

第二次世界大戦後にはより激しいハイパーインフレが発生した。ペンゲーは後期の16年間で貨幣価値が13000分の1になったが、20桁以上のインフレーションは1946年前半の半年間に起きたものである。

このようなお答えが。お金に1ミリの信頼も置けない時代ですね。

話は変わりますが、こういう企画展を企画する仕事って、めちゃくちゃ面白そう。今回単位展を企画したのは、中村至男(なかむらのりお)さんというアートディレクターとのこと。

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nakamuranorio.com

有名画家の作品を集めた美術展もいいけど、こんな企画者色全開のゼロから素材が集められたような企画展もいいですね。会場には、いろんな人がいました。美術館に行くと、いかにも美大生とか、異様におしゃれなおばさんとか、美術鑑賞が趣味っぽい夫婦とか、つまりプロっぽい人がわりといます。でも、企画展にはいろんな人がいました。

だからなんだという話かもしれませんが。今回の単位展は、美術センスもなければ詳しくもない。でも、面白いものをみたり面白いことをするのがすき。というわたしにとっては、なかなかにいい出会いでした。

 

名画座がキている

(わたしの中で)

先日初めて名画座へ行きました。高田馬場にある早稲田松竹です。

けっこう賑わってました。名画座って、普通に生活してたら通らない道(主観)だと思っていたのですが。

でもけっこう映画館って休日はどこも混んでるんですよね。シネコンはもちろんですが、ミニシアターも早めに行かないと席がなかったりします。

世は映画ブームなんですか?

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名画座、とても良かったのでこれからどんどん活用したいと思いました。好きな映画を改めてスクリーンで観るのもいいし、見逃した映画を観ることもできる。ライブハウスみたいに、ここが紹介する映画ならってなことで新しい映画と出会うこともできそうです。

いろんな名画座にチャレンジしてみたい!ということで、名画座忘備録です。

高田馬場早稲田松竹

言わずと知れた早稲田松竹。最近グザヴィエドランの「トムアットザファーム」を観に行きました。寝ました(鼻炎薬のせい)。不覚。

■直近の上映:ミスティック・リバー、ジャージー・ボーイズ

【目黒:目黒シネマ】

面白い試みをしている映画館。直近の上映は、大根仁監督(モテキ)と臼田あさ美さんチョイスだとか。

■直近の上映:青春の殺人者、竜二

【池袋:新文芸坐

毎日のように違う映画を流している映画館。今月「そこのみにて光り輝く」を上映するので、これは観に行きます。

■直近の上映:ある優しき殺人者の記録、FOEMA-フォルマ-

【下高井戸下高井戸シネマ

京王線好きです。下高井戸で映画を観る。なんかいいですね。

■直近の上映:ANNIE/アニー、マエストロ!

下高井戸シネマ

飯田橋ギンレイホール

なんと1万800円の年会費を払えば、ギンレイホールで上映する映画を何度でも見ることができます。

■直近の上映:ゴーン・ガール、トラッシュ! この街が輝く日まで

飯田橋ギンレイホール

明治神宮を囲む原生林には絶滅危惧種が生きている

明治神宮を囲む深い森(杜)って、人口の原生林だって知ってましたか?

100年ほっとかれた森の中には

数人の林学者が100年まえに荒れ地に木を植え、そこに100年人が立ち入らなかった。ようやく調査をしたところ、絶滅危惧種、東京で見つかるのは初の生物、新種、オオタカカワセミ、タヌキなどが見つかったのです。渋谷と原宿の真ん中、車も人も多く行きかって、ビルが立ち並ぶ。そんな場所に深くて古い原生林が存在するなんて、なんか神秘じゃないですか?

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森が作られた経緯

もとは、明治天皇を祀る場所をということで明治神宮ができ、鎮守の森が必要だということで作られたもの。ときの総理大臣大隈重信が、伊勢神宮日光東照宮を真似て「杉林」を作れと言ったものの、林学者はこの土地で杉は育たない、100年以上続く森を作るんだということで、常緑広葉樹であるカシ、シイ、クスノキなどを繁栄させたのです。

もし大隈重信の「杉案」が採用されてたら、いまごろ花粉症の人はとてもじゃないけど春には近づけない場所になっていたかもしれません。あるいは、うまく育たなくてすっかすかの弱弱しい森になっていたかも。

実際に行ってきました

そんな明治神宮がすごいという話を聞いて、土曜日に明治神宮へ行ってきました。原生林が広がってるとはいえ、明治神宮にたどり着くまでにしっかりと砂利道が作ってあります。左右はもちろん木が多い茂っていて、上を見上げれば緑のトンネル。深呼吸をすれば緑のいい香りがして、小さいころに山登りをしたことを思い出しました。暖かい日でしたが、歩いているとひんやり肌寒い。リラックス効果は抜群です。

もう少し森の奥に入れないかなと調べてみると、どうやら有料ゾーンがあるらしい。閉園のぎりぎりに行ったためあきらめましたが、数年前に有名になった井戸はこの有料ゾーンの中にあるみたいですね。次回はアタックします。

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エトセトラも楽しめる

当然、森を歩くだけが明治神宮の魅力ではありません。荘厳な雰囲気を漂わせる明治神宮をお参りをして、おみくじを引いて、運が良ければ結婚式を見ることもできます。明治神宮で式を挙げるって家柄がはんぱではないのでしょうか。親族と参列者が列をなして練り歩いていました。まるでどこかの遊園地のパレードのようにその行進を観光客が取り囲みます。写真も撮り放題。完全なる観光客へのサービス。

とても過ごしやすくていい

原生林に囲まれている割に、明治神宮はとても過ごしやすいです。トイレもきれいで充実してるし、駅近ですし、歩道も整備されている。気軽にふらっと行っても何の問題もありません。ぜひ原宿とか明治神宮前で降りて、寄ってみてはいかがでしょうか。大都会東京の真ん中で意外な発見があるはずです。